非上場株式の譲渡
上場がなされていない株式のことを非上場株式、または未公開株式といいます。
自由に譲渡ができない、譲渡制限がついている株式のことです。
こうした非上場株式を譲渡する目的やその方法について見ていきます。
まず非上場株式はどういう時に譲渡されるかというと、事業承継の時などです。
家族経営が多い日本企業において、事業承継の際は後継者に株式を贈与したり、相続することが一般的でした。
しかし、近年は少子高齢化などの影響もあり、従業員や社外の第三者が事業承継をするケースも少なくありません。
そうした時に非上場株式を譲渡して事業承継を行う必要があるのです。
では次にどのようにして非上場株式を譲渡するのか見ていきます。
まず買い手の確定と売却の条件を確認することです。M&Aなど第三者が株式を買い取る場合は金額だけでなく従業員に関わる条件などさまざまな条件について交渉しながら決めていきます。
合意が成立したならば、株主総会または取締役会からの承認を得ます。契約が締結され、代金の支払いが完了すると、株主名簿の書き換えが行われて譲渡が成立します。
従業員が後継者となる場合など、後継者に株式を買い取るだけの資金がないという場合は株式評価額を下げるであったり、後継者に貸付を行うなどのスキームで譲渡が可能となります。
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