資産活用事例ケース2|相続不動産の現状把握
■相続で複数の収益用不動産を所有することになった。まったく状況がわからないので、プロに一度診断してもらい、それぞれの状況を把握しておきたい。
■将来、自分に相続が起こった際には、家族に心配や迷惑がかからないようにしておきたい。
■自宅を含め現状問題がある不動産については、その解決策を提案してほしい。
また相続対策や節税対策として、有効策があればアドバイスしてほしい。
1. 各不動産の現状を把握する
2. 弊社からのご提案
B様のご所有不動産は、収益性、流動性、相続税の圧縮効果等の各分析の結果、現時点で早急に解決すべき問題はありませんでしたが「一棟マンション」の管理コストやメンテナンスコストが高額であったことから、管理会社の見直しをご提案しました。
また、将来のB様の相続を見すえた場合、ご家族への円滑な承継の観点から、「アパート」や「一棟マンション」を分割しやすい資産へ組み換えたほうが良いケースもあります。その際は、各不動産のご所有目的をあらためて明確にされることをご提案しました。
今後、築年数の経過、修繕状況、賃貸状況、そしてマーケット変動に伴って資産価値は日々変化しますので、資産レポートをご活用いただき、定期的に状況を把握することや、所得税の節税や分割時のトラブル回避を目的とした「法人の設立」も併せてご提案しました。
3. 提案後の対策
ご所有不動産の現状を把握し、それぞれの不動産を保有する目的が整理できたことから、B様にはご安心いただくことができました。
今後は当社のアドバイスをもとに、「資産ドック」で定期的な状況把握を継続していかれることになりましたが、「一棟マンション」の敷地測量が不完全であったため、取り急ぎ当社にて費用を確認のうえ、将来を見すえて測量を実施することになりました。
また、高額だった管理コストやメンテナンス費用については、当社から新たな管理会社をご紹介し、現在、管理会社の変更もご検討中です。なお、法人の設立については、ご家族でこれからの相続について話し合う場を設けていただくことになりました。今後は、年に1回から2回は、ご家族内で資産状況を共有していきたいとのことです。