駐車場経営を個人ですることはできる?メリット・デメリットなど
土地の活用方法がわからず遊休地となっている場合や、効率的に活用できていないような場合、土地を駐車場として活用することが選択肢の一つとなります。
では、駐車場経営はどのように行うのでしょうか。個人で経営することができる場合、そのメリット・デメリットは何でしょうか。
このページでは、駐車場の個人経営について、そのメリット・デメリットも併せてご紹介します。
■駐車場の個人経営
駐車場経営を個人で行うことは可能です。もっとも、土地を駐車場として個人で経営するに際して、以下のメリット・デメリットがあります。
【メリット】
オーナーしか駐車場経営に関与していないため、駐車場経営によって発生した収益はすべてオーナーの下に帰属します。集客等が上手くいけば一番儲かるのは個人経営の場合といえます。
また、解体や撤去を簡単に行うことができるため、短期的な土地活用にも適しています。
駐車場経営一般にいえるメリットですが、狭小地や法律上建物を建てることができない場所でも駐車場経営は可能であり、土地の広さ・形状にかかわらず駐車場経営をはじめやすい点にメリットがあります。
【デメリット】
初期費用やランニングコスト(経営を維持していくうえで必要な費用)、駐車場管理の手間がかかります。遠方に所有している土地であっても管理を自分自身で行う必要があるため、負担が大きい場合があります。
また、契約者の獲得や集客のための策を自分自身で講じる必要があるため、手間がかかります。
■個人経営ではない場合との比較
個人経営ではない経営形態として、管理委託方式や、一括借り上げ方式があります。
管理委託方式とは、駐車場の管理を不動産・駐車場運営会社に委託する経営方式のことをいいます。
管理の手間が省け、遠方の土地であっても手間なく管理することができる一方、個人経営の場合と異なり、すべて収入となるのではなく、管理委託料がかかります。
その他、初期費用がかかる点は個人経営と同様です。
一括借り上げ方式とは、土地を駐車場運営会社に賃貸し、運営会社が駐車場を運営し、同会社から賃料を得る形態をいいます。
収入が安定しており、管理の手間やランニングコストがかからない点、初期費用がかからない点にメリットがありますが、個人経営と異なり、稼働率や契約者数が増えても収入が変わりません。
■さいごに
以上のように、個人経営には、他の経営形態と異なり、売り上げが収入に直結する点に特徴があります。一方で、初期費用・ランニングコストがかかる点、自身で集客を行う必要がある点にデメリットがあります。
そのほか、駐車場経営一般のメリットやデメリットがあるため、遊休地を有している方や、土地を効率的に活用できていない方は、専門家の意見を聞いて土地を効率的に使う判断を行うことが求められます。
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