資産活用事例ケース5|不動産の老朽化。保有か?組み換えか?
■自宅以外の不動産は、築年が古くなっており今後の管理費や修繕費が不安。
■古い物件は、この先資産価値が下がるようなら売却しようか迷っている。
■このまま保有した場合の相続税額も気になる。相続税は少しでも低く抑えたい。
1. 各不動産の現状を把握する
2. 弊社からのご提案
G様のご所有資産は、「ご自宅」以外は築年数が20年以上経過しており、ご所有不動産の新陳代謝を検討すべき時期に来ていました。築年数に応じてある程度収支が悪化するのは避けられないため、改修や建替えなどの対策を実施すべきか、不動産のエリアや種別の将来性を踏まえて判断する必要がありました。
また、相続税額を簡易計算したところ、奥様の配偶者控除を利用しても、お子様たちに納税義務が生じ、二次相続時にさらに相続税が発生することが予想されました。そのため、相続税節税という観点も加味した対策を検討する必要がありました。この前提のうえで、各資産のご所有目的と現状を踏まえて課題を整理した結果、「地方の区分所有マンション」はより高値のタイミングで売却する、「郊外のアパート」と「都心の区分所有マンション」については資産の新陳代謝をはかるために組み換える、「都内のアパート」については有効活用を検討することなどをご提案しました。
3. 提案後の対策
資産レポートをもとに、奥様やお子様たちと将来について話し合われた結果、都心にお住まいのお子様たちの意見を尊重し、遠距離にある「地方の区分所有マンション」と「郊外のアパート」は売却し、都心の区分所有マンションへ組み換えることにされました。
また、「都内のアパート」については、当社グループ会社から建替えプランを提案した後で結論を出すことにされた一方、「都心の区分所有マンション」は、ご長男様の現在のご自宅近くで思い入れがあるため、継続して保有する方針となりました。今後は当社から、さらに詳細な売却プランと、アパートの建替えプランをご提案する予定です。より良い資産承継のためにご家族で話し合われ、それぞれの想いや将来に向けての選択肢を明確にできたことで、G様の漠然としたお悩みは解消されつつあります。